パラサイクルの開発 片側に麻痺があっても乗ることができる自転車開発 パラサイクル見た目はふつうの自転車で使い方も同じですが、全くちがうのは漕ぐときの足への負荷量やタイミングを左右独立に自由に変えられることです。使う方の筋力にあわせて調節が可能です。 ※特許出願済み お問い合わせはこちら 麻痺や筋力低下、事故後の障害など、 ほとんどの機能障害は非対称性におきます たとえば、脳梗塞後で多くみられる麻痺は片側だけにおきます。歩行や移動にはアンバランスが生じるために、助けが必要になります。ところが、現状では麻痺側だけでなく健常側も含めて、すべてをサポートしようとする機材が大半なので、結果的に廃用性萎縮(※1)やADLの低下(※2)をもたらしてしまいます。アンバランスの一部をささえられれば、これらの障害は相当カバーされます。脳梗塞後でも歩いたり、自転車にのったりできます。これまでできたことが病気でできなくなる、誰もがいつかは体験することです。多くのことをあきらめてしまいますが、その前に、パラサイクルを試してください。普通の自転車は乗れなくても、パラサイクルなら買い物にいけるかもしれません。一人一人の可能性を最大限活かす機材です。※1.廃用性萎縮:筋肉を長期間使わないために衰えてしまうこと、心身の機能の低下につながります。※2.ADLの低下:健常であれば意識することなく行うような日常生活動作(食事、着替え、排せつ、移動など)ができなくなること パラサイクルマーク作りました。 こどもの頃、自転車に乗れるようになるまで、何度も転びながら練習しました。パラサイクルも同じです。繰り返し練習しなければ乗りこなせませんし、自転車ですから転んでけがをする危険もあります。(※3)更に片麻痺がある方は、時々少しよろめくかもしれません。パラサイクルはそういう乗り物です。それでも自分で買い物に行ける、会いたい人に会いに行ける、見たい景色を見に行ける、走りながら体で風をうけ、季節の香りを感じることができる、色んな良いことがあります。周りの方のご理解が必要です。パラサイクリストは「ゆっくりしか走れませんので追い越していただいて構いませんが、時々よろめくかもしれませんのでお気を付けください。こちらも精いっぱい走っています。」そんなことを伝えるパラサイクルマークを多くの方にご理解いただきたいです。※3パラサイクルは医療機器でも、介護機器でも、福祉機器でもなく、麻痺があっても練習すれば乗ることができる普通の自転車です。危険を伴うことをご理解ください。 お問い合わせはこちら