現在猛威をふるっている新型コロナウイルス(COVID-19)、インフルエンザをはじめ冬場は呼吸器感染症が急増します。
病院・クリニックでは、患者あるいは職員に対して、しばしば咽頭ぬぐい液を用いた検査を行います。
検査は、開口しながら行うため、医療者は被験者に接近する必要があります。院内感染リスクの高い行為として知られており、マスク(サージカルあるいはN95)、ガウン、フェースプレートなどの使用が推奨されます。
一方で、これらの防護用品は使い捨てかつ高価で、多くのリソースを消費します。2020年4月現在ではこれら防護衣の世界的品不足・入手困難がニュースで取りざたされるまでに需給がひっ迫しています。
解決策として陰圧クリーンブースや専用の検査ブースを用いる手法が望ましいですが、現在これもまた需要に対して生産が追い付かず、納期は数か月待ちという実情です。
患者さんや検査の必要性は待ったなしの状態なので、簡易的に安全性を確保できる検査体制が必要です。